不動産購入の流れ <第6回  住宅ローンの種類と比較>

家を買うとき、ほとんどの人が利用するのが「住宅ローン」。


でも、いざ調べてみると「固定金利?」「変動金利?」「期間固定?」とか、なんだか専門用語がいっぱいで混乱しますよね。


ここでは、住宅ローンの代表的な3タイプを、ざっくり&わかりやすく説明します!




◆ 固定金利型


まずは「固定金利」。これは、借りたときの金利がずっと変わらないタイプ。


たとえば35年ローンなら、35年間ずーっと同じ金利、同じ返済額です。


メリットは、将来の金利上昇を心配しなくていいこと。毎月の支払いもずっと変わらないから、家計管理もしやすいですね。


ただし、借りるときの金利はちょっと高め。リスクが少ないぶん、安心料を払うイメージです。


「収入は安定しているけど、将来の支出(子どもの学費とか)が読めない」という人には向いてます。




◆ 変動金利型


次に「変動金利」。これは半年ごとに金利が見直されるタイプ。今はすごく低金利なので、最初の返済額はかなり抑えられます。


ただし! 将来、金利が上がると返済額も増えるリスクあり。


「5年ルール」「125%ルール」など、一気に負担が増えないような仕組みもありますが、それでも油断は禁物。


「今はとにかく返済を抑えたい」「早めに繰上げ返済をして短期で返す予定」という人には合ってます。


逆に、長期でローンを組む人は、金利上昇に備えたシミュレーションをしておくと安心です。




◆ 期間固定型(固定期間選択型)


最後が「期間固定金利型」。


これは「最初の10年だけ金利固定」みたいなタイプで、10年後に変動金利になるパターンが多いです。固定と変動の“いいとこ取り”みたいな感じ。


「最初の子育て時期は安定した支払いにして、その後は収入も増える予定だから変動でもOK」みたいな、将来設計が見えている人にはピッタリ。


ただし、固定期間が終わったあとの金利が上がっていたら、そこからの返済額が増えるので注意!




◆ どれを選ぶべき?


結局どれがいいの?ってなると思うんですが、正解は「自分のライフプランと家計に合っているものを選ぶ」こと。


たとえば、収入が安定していて長期的な見通しが立てやすい人は「固定金利」。


今後の収入アップが見込めて、早めに返済していきたいなら「変動金利」。


子育てや教育費を見越して、柔軟にコントロールしたい人は「期間固定」など。


そして実際にローンを組むときは、銀行によって金利や条件も違うので、複数の金融機関で比較するのが大事。


ネット銀行、地方銀行、フラット35などもチェックして、自分に合うローンを見つけましょう!

前へ 「不動産購入の流れ <第5回  自己資金と住宅ローンのバランス>」

記事一覧